伊香保温泉から富岡製糸場 群馬をめぐる旅
23:16お休みを利用して伊香保温泉に行ってきました。
今回のルート
・伊香保温泉
・千明仁泉亭
・竹久夢二伊香保記念館
・竹久夢二伊香保記念館
・水沢うどんと舞茸センター
・富岡製糸場
・伊香保温泉
今回伺ったのは伊香保温泉。伊香保温泉の歴史は古く、万葉集にもその名前があるのだとか、ここが温泉街になったのは戦国時代、1576年に7名の地主さんが石段をつくり、山の上の湯元からお湯を引き、石段の横に点在する宿に給湯するシステムになったそうです。1639年にはお湯の引湯口をもつのは14氏に。
湯元近くは、黄金の湯という鉄分の多い褐色のお湯が引かれていますが、温泉ブームにより新しく昭和30年代にひろがった温泉エリアでは白銀の湯という白いお湯なのだそうです。
その頃は、芸者さんなども多くいらっしゃったようですが、今は客足の絶えない温泉地ではあるものの、最盛期ほどの賑わいではないようで、人気のない建物もちらほら。少し懐かしい射的のお店や土産屋、カフェなどが軒を連ねます。
市営の温泉施設は2つ
伊香保露天風呂の近くには、飲泉所や、美しい橋があります。ここは紅葉の名所なのだとか。
また、川沿いは、6階建て?入るのを躊躇してしまう建物がいくつも立っていました。個人的にはこういう建物が大好きです。
この温泉は文豪や芸術家にも愛され、明治時代に、小説 不如帰 を書いた徳富蘆花が千明仁泉亭を定宿にしていたほか、竹久夢二はいろいろなホテルに泊まっていたようです。与謝野晶子や萩原朔太郎なども来ています。
・千明仁泉亭
千明仁泉亭は、石段を始めた7氏に入っていて、1502年開業の老舗です。
大正、昭和の建物を大事に使いながら、鶴をモチーフにしたモダンデザインや、カフェの併設、ラウンジではジャズが流れているなど歴史とモダンをうまく融合したリノベーションが印象的。
大正、昭和の建物を大事に使いながら、鶴をモチーフにしたモダンデザインや、カフェの併設、ラウンジではジャズが流れているなど歴史とモダンをうまく融合したリノベーションが印象的。
お部屋は、古くからの建物を大事に使っている感じ。多少建物の音も響きますが、景色は、天気がよければ、山々の雄大な姿が望めます。
お風呂は、内湯は滝に打たれるのと、1mの深さでお湯をたっぷりいただけるお風呂、露天風呂、家族風呂があります。
夕飯はとても量が多く、お肉、魚、天ぷら・・・旅館らしい品揃えでした。
・竹久夢二伊香保記念館
伊香保は、現代も女性にも人気のある大正ロマンの画家、竹久夢二も通った場所だそうです。そして、旅館経営をされていた小暮館長が惚れぬいて作ったのが、こちらの竹久夢二伊香保記念館。小暮館長のこだわりぬいた、洋館、調度品、古いステンドグラスや欄干を用いた建物に、古いオルゴールの奏でる音楽、その中に静かに夢二のスケッチ、千代紙やはがき、伊香保をめぐる少女とのファンレターのやりとりや、添い遂げることのできなかった恋人 彦乃をイメージした絵画などが飾られています。知らなかったのですが、夢二って遊び人といいますか、女性の影が濃い人生を送っています。女性を描くのがうまいのもそれだけ女性が好きで、数多く見ているからなんでしょうね。
・水沢うどんと舞茸センター
近くに水沢うどんという、日本3大うどんがあります。いろいろ説はあるようですが、讃岐、稲庭、水沢の3つだそうです。水沢うどんは、平たい麺で、冷たいのをいただくのが多いようです。
私たちは、手作りが売りの清水屋さんで。こちらは老舗のようで、かつて皇室御用達だったようです。こちらのおうどんは透明でキラキラしています。もっちりというよりは、つるっとした食感と、歯切れ良さを感じられるおうどんでした。こちらのお店はそばつゆは、ごまだれだけですので、これは好みがわかれるところかと思います。
水沢うどんにもいろいろあるようなので、お好みのうどんを探すと良いと思います。また、私は行きませんでしたが、水沢観音もぜひ。
必ずよっていただきたいのが、群馬まいたけセンターです。通常のまいたけは50日程度で市場に並びますが、こちらでは100日育てた舞茸を売っています。東関部屋も御用達とか。確かに歯ごたえ、香りが違う!
群馬県が一押しの世界遺産候補地、富岡製糸所です。こちらは、群馬県が誇る世界遺産候補地。
渋沢栄一の30代の仕事で、明治5年にスタート。フランス人技師を数年招き、建物とオペレーションを整備した後は、官営の工場として多くの工業式製糸の女工、先生を全国に輩出。日本を絹糸の輸出国として一時代を築き上げました。その後は三井等いくつかの会社の手に渡り、最後は片倉製糸紡績株式会社として昭和62年まで操業し続けました。
建物はフランス式の木骨レンガ造りでオレンジが目に鮮やかです。しかし、先日の大雪で、一番新しい大正の建物が半壊。痛ましい姿となっていました。これから復元するそうです。
世界遺産になるにあたり、かわいいキャラクターが街中に出回っていました。その名も、お富ちゃん。かわいいです。
ボランティアガイドさんが親切にいろいろと教えてくれるので、これはガイドさんにお話聞くと良いと思います。
今回の旅のメジャーどころはこれにて終わり。もうひとつ、秘境といわれる群馬の土地の文化に触れたのが面白かったのですがそれは別のエントリーでまとめたいとおもいます。
まとめました ここ
渋沢栄一の30代の仕事で、明治5年にスタート。フランス人技師を数年招き、建物とオペレーションを整備した後は、官営の工場として多くの工業式製糸の女工、先生を全国に輩出。日本を絹糸の輸出国として一時代を築き上げました。その後は三井等いくつかの会社の手に渡り、最後は片倉製糸紡績株式会社として昭和62年まで操業し続けました。
建物はフランス式の木骨レンガ造りでオレンジが目に鮮やかです。しかし、先日の大雪で、一番新しい大正の建物が半壊。痛ましい姿となっていました。これから復元するそうです。
世界遺産になるにあたり、かわいいキャラクターが街中に出回っていました。その名も、お富ちゃん。かわいいです。
ボランティアガイドさんが親切にいろいろと教えてくれるので、これはガイドさんにお話聞くと良いと思います。
今回の旅のメジャーどころはこれにて終わり。もうひとつ、秘境といわれる群馬の土地の文化に触れたのが面白かったのですがそれは別のエントリーでまとめたいとおもいます。
まとめました ここ
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