コミュニケーション能力を鍛えるには?”外資系エリートのシンプルな伝え方”

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    • うまく伝わらない、切り返せない よくあります
    • 「外資系エリートのシンプルな伝え方」という本をおすすめ
    • タイトルと裏腹に、誰でも試せる親身なノウハウ満載です


普段の生活や、仕事のシーンで「あれ?言いたいことが伝わってないな」「相手の質問に切り返せなかった」と感じることがあったとき、おすすめしたいのがこの澤円さんの「外資系エリートのシンプルな伝え方」という本です。




■澤円さんとは

マイクロソフトテクノロジーセンターのセンター長の方です。その独特のロングヘアとオーラあふれる立ち振る舞いから「神様」と慕われることもあるとか。仕事の中でエグゼクティブ向けのプレゼンテーションを行うことが多く、年間プレゼンテーション回数は100回に及ぶそうです。

■誰にでもできる「シンプルな伝え方」

外資系?エリート?
タイトルを見るとすごく難しいことが書いてあるように思いますが、この本を一番表している言葉はタイトルの「シンプルな伝え方」です。

第1章は、「自分の特性を知る」から始まり、第2章でメール、第3章でチャット、第4章 会話、第5章 プレゼンテーションという構成です。

シンプルなだけではなく、「相手から反論されることを想定した準備」「会話を通じて相手からの信頼を得る方法」「相手の話をそれとなく割り込む方法」など、「伝え方」への心構えやアドバイスは、肩書からは思いもよらない、とても一般的で、親身なものです。

入社3−5年目の方くらいの対人の仕事をレベルアップさせたい方はもちろん、すでにリーダー、マネージャ職の方も、コミュニケーションが何でできているかを体系建てて考えをまとめておきたいときには役に立つ本だと思います。

もちろん、第5章のプレゼンテーションに関するノウハウは、さすがの具体性があり、すぐに応用してみたくなる内容です。

個人的には、
 プレゼン=表現力
 会話=対応力
あらためて勉強になりました。基本的なことですが、自分が話し、相手が話し、また自分が話す。その中で相手の気持にあった言葉を用意したり、理解したということを伝えていくことで、距離が縮まっていきます。

以前、コシノジュンコさんの講演を伺った際、「コミュニケーションはセンス」だというコメントがありました。センス=対応の積み重ねで身についた対応力と考えると、コミュニケーションというもやっとしたものが、数をこなすことで身につくものだと実感がわきます。

この対応力の、具体的なノウハウが4章に書かれていますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

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